Claude Code クラウドセッションを試す
Claude Code のクラウドセッションに、GitHub Pages で公開しているブログの管理を任せてみた話。
Opus 5.5 という「名車」
Claudeに Opus 5.5 が来た。
この記事を書いている時点では、Claudeにおいて最上位モデルに位置するのは Fable にあたり、 Opus は高級路線ではあるものの手軽なプランでもそこそこの作業を任せられるようなコスパの良いモデルといった位置づけになっている。
Fable 5 が登場し、その後OpenAIから Astra が世に出ると、それぞれのモデルへの熱狂はなかなかのものだった。Xではアレができるコレができると、色々と無茶をさせつつも、これまでではちょっと無理そうなクオリティの制作物が次々と報告された。
そんな中で、 Opus 5.5 へのアップデートが告知されたのである。
次々と各社の最新モデルが華々しく登場する中で、 Opus 5 へのアップデートはそれほど良い反応が得られているとは言えなかった。更に前のバージョンである 4.6 へ戻して使うと宣言する人達もちらほらといたほどだ。
だが、5.5 はその反応からして違っていた。 Fable や Astra のような衝撃的な存在として「コレは凄いぞ」と喜んでいる人達が目立つ。
個人的にはLLMへのコストは、ClaudeであればProプラン程度の無理のない範囲をひとつだけ契約するのが関の山だ。友人などは3社ほどの契約を継続しており、流行に乗じてどれかひとつのプランを最上位に上げて回るといったことまでしていたが、それでは毎月数万円もの出費になってしまう。とても真似できるものではないし、そこまでのコストをかけてでも消費し切るほどのトークンを以てして開発させたいものは今のところ思いつかない。
そういう視点で見れば、 Opus 5.5 というのは、過熱する最新モデル競争の中にあって、嬉しい職人的調整を施された「名車」が登場したような心持ちだ。しかも、過去のバージョンよりも安価(トークン使用量の効率が良い)だという。
簡単な作業ならば、更に下位グレードのモデルである Sonnet を使って、朝のちょっとしたメールニュースを送ってもらうとか、そんな活用をしていたが、どうやらトークンコスト的には Sonnet とあまり変わらないというのだから驚きだ。
なので、あまりケチケチしていても仕方ないと、その日のうちから迷わず Opus 5.5 高 をデフォルトの設定として通している。進歩が早すぎてついていけそうにない。
ブログの管理を丸投げしてみた
そして同時に、クラウドセッションという機能の案内が来た。GitHubなどと連携させて、リポジトリを管理できるというものだ。お試し期間として100ドル分が貰えるということで、つい手を出してしまった。
エンジニアではないので、それほどGitHubを使ってはいなかったものの、自分のブログとしてGitHub Pagesを使って公開していた。Jekyllという静的サイトジェネレータで構築し、管理は面倒だがアクセスは軽いというものを目指した。
だが、管理が面倒だということは、ひとつの記事を書くにも細かい手間がついて回るということだ。記事となるテキストファイルなどを用意して、リポジトリへpushするため適切な位置にファイルを配置し、満を持してアップロードすれば、エンジンがビルドをはじめる。そしてようやく、更新されたブログへとアクセスできるようになるというわけだ。
僕の環境ではWin内のWSL-Ubuntuに構築しておいて、そこで管理を行っていたわけだが、あまりLinuxを触り続けてきたわけでもなしに、思い出したかのように記事を書こうにも、周辺の管理をいちいち思い出しながら進める体たらくであった。
そこで思い至る。GitHubのリポジトリにClaudeがアクセスできるならば、GitHub Pagesの現状をそのまま丸投げして管理を任せられるのでは、と。
結果は大成功だった。今この記事も、クラウドセッションをセットアップした状態のClaude Codeへ渡すための文章として、ただメモ帳アプリで書いているだけだ。このテキストファイルを、Codeのチャットセッションに投げれば良い。
あとは、Claudeがリポジトリの構成に従って適切な位置にファイルを置き、必要であればタグやカテゴリーなどの不足しているメタ情報をどうするかまで聞き返してくれて、ステージング、コミット、プッシュ、ビルドと進めてくれるのだ。
このお願いをした時、古くなっていたジェネレータ周りの問題を指摘してくれて、そのまま最新化までしてくれた。自分で設置しておいて、もう細かいことは覚えていないから、あまりにもありがたい。想定以上の効果を得られたと思う。
言わば、WordPressのような管理画面を存外に得てしまったのとほぼ同様の状態となったのだ。しかも、なんか色々と気を利かせてくれる。
料金のこと
クラウドセッションには、普通にClaudeを使うのとは別の料金体系がある。いわゆる従量課金型のサービスのようで、そのために100ドル分のプレゼントが配布されたというわけだ。一般の5時間制限を圧迫はしないが、サブスク範囲では使えませんよってことになる。
まあ、ここまでブログ管理してくれるならちょっとくらいは払いますよ。もう、次からはこうやってテキスト投げればいいから、消費するトークンも少なくて済みますしね。
こんな感じで、ハッキリとはしていないが煩わしい問題などをふわっと面倒見てくれる存在は、LLM登場まではなかったような気がする。それこそ人間にお願いする必要があった。すごい時代だ。